梅毒が視神経を侵せば失明もある

梅毒が視神経を侵せば失明もある

梅毒は感染してからの期間によって、様々な症状があります。

 

梅毒の病原菌トレポネーマが全身に回り、
目の神経を侵せば視神経炎を起こし、失明の危険もあります

 

梅毒1期の「しこり」や「硬性下疳」「扁平コンジローマ」梅毒2期の「バラ疹」「丘疹性梅毒疹」「梅毒性脱毛」などはわかりやすい症状ですが、臨床経験のない医師なども多く、梅毒と気が付かないケースも多いといいます。

 

感染に気が付かないままステージが上がっていけば、症状は神経系統まで及んできます。

 

本人に梅毒に感染したかもしれないと言う自覚があれば別ですが、視力の不調で眼科を受診したとしても、梅毒感染が原因で視力障害が起きていると診断できる医師は少ないのではないでしょうか。

 

経験豊かで井上眼科病院名誉院長をなさっている若倉雅登先生のコラムを読んでそう感じました。

 

実際に若倉先生が担当した患者さんのお話ですが、原因不明の両眼視神経炎で通院していた50歳代の男性のケースがこれです。

 

「風俗店に出入り」でピンと来た!…謎の視力低下、梅毒が原因(読売新聞のヨミドクター)

 

視力低下の原因が判らないまま通院1年がたち、ふとした会話から男性患者の風俗店への出入りを知り、梅毒検査を行って初めて視力障害の原因が梅毒だと判ったというものです。

 

視神経萎縮の原因は、梅毒だけではありませんし、同じ症状で眼科を訪れる患者さんで梅毒が原因の患者さんは少ないと思います。

 

そのため経験豊かな医師でもまさか梅毒が原因だとは思わなかったのでしょう。

 

HIVとの同時感染で一気にステージが進む場合は別として、、通常の性行為で、梅毒が行きなり目に感染する可能性は極めて低いです。

 

梅毒1期、2期の症状を見逃したのかもしれませんし、無症候だったために感染に気が付かずステージが上がったのかもしれません。

 

男性患者の件があって以降、若倉先生の病院では視神経炎の原因検査のための血液検査に、必ず梅毒検査を加えるようにしたそうです。

 

若倉先生のコラムによると、先生の神経眼科外来だけでも、ここ10年間で梅毒性視神経炎は5例を超え、頻度が上昇しているそうです。

 

 

不安行為があった場合は…

多くの場合、梅毒2期の体表に現れる「バラ疹」や「梅毒疹」で気が付き、3期に進むケースは少なくなりました。

 

しかし、梅毒は約3割ほどが無症候という報告もあります。

 

もしも不安に思うような行為(知らない相手とのセックス・風俗でのあるバイト・風俗の利用・感染者との接触の機会など)がある場合は、タイミングを見て一度検査をしておかれることをおすすめします。

 

 




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