HIVと梅毒との併発
梅毒患者はHIVに感染しやすく、またHIV感染者には梅毒患者が多いという事実をご存知でしょうか?
国内の梅毒患者は10年前と比べると急増しており、2014年の梅毒感染者は判っているだけで1471人。10年前の536人からすると3倍近い水準に達しています。
2015年に入ると上半期だけで2014年の感染者数に達する勢いです。
梅毒、性器ヘルペス、クラミジア、淋菌、尖圭コンジローマなどの性感染症にかかっている人はHIVに数倍〜数十倍感染しやすく、他の性病との併発が心配されるのも無理ありません…。
免疫力が低下すると性病に感染しやすく、性病に感染することで性器や粘膜が荒れ、そこからHIVの感染率が高まるのです。
梅毒は感染力が非常に強く、1回のセックスでうつる確率は15〜30%。
コンドームをしていても性器以外の病変部との接触により感染する可能性があり、オーラルセックス、ディープキス、また皮膚や粘膜の目に見えない小さな傷口から感染することもある恐ろしい性病です。
梅毒に感染するとHIVの感染率が一気に高まるので、パートナー以外の人との性交渉はしない、性交渉を行う際には常にコンドームを使用するなどセーファーセックスの意識が大切です。
一瞬の気のゆるみ、一瞬の快楽のためにHIVに感染するとしたら、その代償はあまりにも大きすぎます。
梅毒患者にはHIV感染者が多いため、保健所ではクラミジア、梅毒などの検査を受ける場合、HIV検査も併せて受けるようセットにしているところが多くみられます。
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性病検査キットでの検査は、国から認可を受けた「登録衛生検査所」で行ないます。検査結果は医療機関、保健所と同等の信頼性の高いものです。
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