梅毒検査 TPHA法とは
梅毒の血清反応検査は大きく分けて、STS法とTP法の2種類あります。
- TP法
- STS法
梅毒の原因である「トレポネーマ」に対する抗体反応を調べる方法。梅毒に直接起因する抗体を調べるため感染の有無を調べるには適切な検査方法です。
脂質を抗原とする脂質抗原検査です。梅毒に感染してから2週間〜5週間で陽性となりますが、梅毒以外の疾患や感染症でも5%〜20%の割合で「陽性」となることがあります。
TPHA法の特徴
梅毒 検査 TPHA法(トレポネーマパリダム抗体検出検査)は、梅毒の病原菌である「トレポネーマ」に対する抗体反応を調べる方法です。
梅毒の直接の原因物質に対する抗体を調べるので、梅毒以外で「陽性」になることはないと言ってよいでしょう。
しかし感染の機会から4週間〜6週間後の検査となるため早期診断には向きません。
また、治療が終わり完治していても、
半永久的に梅毒の「陽性反応」が出ます。
一度梅毒に感染したことがある人は、TPHA法では陽性反応が出るため梅毒の感染暦がわかります。
一度でも感染すると以降の検査で「陽性」となるため、TP法では今現在感染しているのか、過去の感染かの判断ができません。
STS |
TPHA |
検査結果 |
---|---|---|
- |
- |
梅毒には感染していない |
- |
+ |
治療後の梅毒 長時間経過したもの |
+ |
- |
梅毒感染の初期 生物学的疑陽性 |
+ |
+ |
梅毒非治療(早期から晩期) |
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